それは、蕨市民音楽祭・第2回昭和歌謡紅白歌合戦の出場歌手(厳正なオーディションを勝ち抜いた蕨市民)とバンドの練習の時だった。バンドメンバーMがイラストを染めたTシャツを着ていた。そのデザインに反応したのがK。イラストの作者がバンドマスターで、(有)染太郎の代表の影山であることを知ったKは、もっと世に出すべきと主張したのだった。
そもそも、このヴィーナスイラストは影山がずっと以前から描きためていたもので、それを見たサッカーのサポーターが応援旗に使いたいと言い、いつの間にかスタジアムに広まり、いつしかヴィーナスフラッグと呼ばれるようになっていた。
これを染太郎の本業のフラッグ制作とは別の形で世に出すことはできないか。ただ、それを既製品化するのではなく、ユーザー自身にデザインに参加してもらってワンオフ=オーダーメードにしたら、より愛着のあるものになるのではないだろうか。応援旗がそうであるように。
こうして、ショッキングヴィーナスと名付けられたプロジェクトがスタートすることになった。
もともとバンド活動とイラストは影山のライフワークとも言えるもので、切っても切り離すことができないのだ。学生のころから続けているロックバンド。そのアイデンティティがイラストのテイストを決定しているのだろう。
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